こんにちは。フミです。
今回は中古物件の付きものの給水管破損について書きたいと思います。
正直結構大事になる事が多い修繕の一つです。
できれば避けておきたいところではありますが、こういったものはいつくるかわからないのもまた本音です。
では実際なるとどうなるのでしょうか?
目次
給水管とは
当たり前の事を書きますが、給水管とはいわゆる水道の事です。
アパートの場合は、各部屋に水道メーターがあり、そこからキッチン、浴室、トイレ、給湯器などにいきわたり、床下を通って配管されている事が多いです。
この給水管ですが、年数と共に当然劣化が進みます。
ちょっと古い物件だと銅管を使っている場合があり、年数が経つと腐食が進みます。
そうすると少しずつ穴が空いていき、最後はピンホールからの水漏れが発生したりします。
また、それだけでなく、冬季などは凍結時の膨張により配管に負担がかかり、破損する事もあります。
最近のものは塩ビ管になっており、耐久性はグッと伸びておりますが、中古物件となるとなかなかそうもいかないのが現状です。
破損するとどうなるのか
二階の場合であれば、まず下の階の部屋に漏水被害が発生します。
加えて蛇口を全て止めてもメーターは回り続けますので、入居者の方の水道料金が上がります。
1階の方の部屋は程度にもよりますが、被害がひどければ部屋の修繕作業が入る為、しばらくの間別の空き部屋に移って頂くか、空きがなければホテルに泊まって頂く事になります。
2階の方はまず元栓を閉めましょう。
そうしないと水は止まりません。
そして点検口がない場合は床を開口し、原因箇所特定。
もしどうしてもわからない場合は、配管を引き直します。
結構多いのは給湯器からの配管が件数としては多い気がします。
この場合は給湯器からキッチン、浴室への配管をつなぎなおしますので、床の開口に加え、キッチン壁の開口などの大工作業と水道業者による配管引き直しが入ります。
日数がかかる場合はこちらもホテル住まいになる可能性があります。
こういった入居者様への負担は当然こちらで持つ事になります。
費用はどのくらいかかる?
ケースバイケースですし、業者さんによっても違いますので何とも言えませんが、基本的に緊急発注になりますので高めです。
軽い場合で10~20万、下の階の部屋など重症だった場合は50~80万くらいかかる事もあります。
あくまで木造で単身用だった場合の話ですので、これがファミリーなどになればもっと大事になります。
対応策は?
比較的簡単にできるのは、まず必ず全部屋水道を開栓する事です。
これで今現在の漏水が確認できます。
確実なのは、購入したらすべての空き部屋を入居前に配管を入れなおすというのが一番間違いないですが、費用的にもなかなかそうはいかないのが現実です。
なので最低限できることで水の開栓は必ずすることを強くオススメします。
まとめ
余談ですが、修繕方法の中に穴の開いた部分修理をすることもありますが、あまりオススメしません。
理由としては既にそこがダメになっているという事は他も怪しいという事になるからです。
こういったものは連鎖的にくるものですし、ライフラインは重要な設備ですので、ある程度キチンとしてあげることが大切です。
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