こんにちは。フミです。
今回は木造アパートの天敵とも言えるシロアリについて書きたいと思います。
なかなか嫌な写真だったと思いますが、実際こういった被害が出ます。
目次
シロアリとは?
引用
白「蟻」と名がつけられているが、アリはハチ目の昆虫で、翅を欠く社会性のハチであるのに対し、シロアリは朽木などの植物遺体を食べるゴキブリの中から社会性を著しく発達させた系統の昆虫である。不完全変態のため、幼虫は成虫とほぼ同じ姿である。そして、ある程度成長すればニンフという段階を経て生殖虫(いわゆる羽アリで成虫に該当する)となって巣外へ出て行く。この生殖虫の翅は細長くて柔らかく、4枚がほぼ同じ大きさをしている。「等翅類」という名称は、この4枚ともほぼ同じ大きさをしている翅に因んだものである。この翅は折り重なるように畳んで背中に平らに寝かせることができる。ただし飛行後間もなく根元で切れて脱落する。種によって異なるが、それ以外の兵蟻や職蟻は終世翅を持たない。
触角は数珠状。口器は咀嚼型。頭部、胸部、腹部はその間でくびれない。腹部は膨らんで柔らかい。日本産のものは巣内にとどまるので白っぽく、足が短く不活発なものが多いが、熱帯のキノコシロアリ類や餌を野外に探しに行くシュウカクシロアリ科の種類では、7mの穴を掘り水脈を探し、体色が白ではなく茶褐色や黒っぽいものもいる。それらでは手足も長く活発な種も多い。
林や草原における枯木や落葉などの16~60%が、シロアリの身体を通ることで一般の動植物が再利用できるものに変えられ、生態系維持に重要な役割を果たす
引用終わり
人間界においては非常に嫌な存在であるシロアリですが、自然界の中では非常に重要な役割を果たしている事がわかります。
基本的に湿った木材などが大好物ですので、雨漏りなどが続いているとシロアリ被害が出ている事が非常に多いです。
どういう経路で入ってくる?
引用
ヤマトシロアリは枯れ木の中に巣穴を作って生活している。巣穴は網目状になった孔の連続からなり、シロアリはその周辺を食べながら巣を広げる。場合によっては表面に木くずを積み重ねたトンネルを造ってその中を移動する。広い面積を食べることは少ない。
一方、イエシロアリは地下に穴を掘り、木くずや土でかためられた大きな巣を作り、この中に女王がいる。この巣を中心にしてトンネルを掘り、あちこちを食うので木造家屋などでは大きな被害が出る。根絶は難しいが、巣を発見・摘出することによって被害の進行をある程度止めることが出来る
引用終わり
外洋性のものは違ったものもあるみたいですが、主に光を嫌いますので、人間が目にする機会は急に外壁を剥がすなどしない限りほとんどないと思います。
また、出くわしてもすぐに隠れてしまいます。
土の中から蟻道という茶色い道を作り、その中をたどっていきます。
なので基礎などにそういった痕跡があればかなり怪しいです。
被害どういったものになるのか?
基本的に木材は手で押しただけでボロボロになるくらい強度が落ちます。
安普請の建物だったりすると、薬剤なども入ってない場合が多いので、あっさり食われます。
これが大規模になれば倒壊の可能性も出てきます。
修繕できるのか?
実は修繕は可能です。
木造のいい所はほとんどの場合は修繕が可能な所です。
簡単に言えば、木を入れ替えればいいという事になります。
ただ、シロアリ自体を退治しないとまたほかの箇所をやられる可能性がありますので、駆除作業をしてからの方が良いと思います。
ただ入居中となると大掛かりになってしまう事が多いので、修繕が難しくなります。
まとめ
シロアリは木造であればかなりの確率でいると思った方が良いと思います。
特に浴室周り、キッチン周りなどはかなりいたりしますし、雨漏り箇所があればそこをかぎつけてやってきます。
なので、それを心配していると木造の中古には手を出せないという事になってしまうわけです。
そういったリスクもあるという事を覚えておいて損はないかと思います。
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