こんにちは。フミです。
中古アパートを購入していくと結構な確率で出くわす事の多い鉄部のサビですが、できれば少しでも長く持ってほしい所ではあります。
あまりひどいと見た目も悪いですし、強度の問題も出てきます。
今回は鉄部のサビについて書きたいと思います。
目次
そもそもサビはなぜできる?
引用
錆は、酸化還元反応により鉄表面が電子を失ってイオン化し、鉄表面から脱落して行くことで進行する。電気化学的な反応なので、錆が発生するかどうかは電位と pH に依存する。生じたイオンは酸素により鉄酸化物(酸化鉄)、または水により含水酸化物(水酸化鉄やオキシ水酸化鉄)に変化して鉄表面に堆積する。ゆえに、酸素や水があるところに鉄を放置すると、錆を生じる。錆は自身が水分や汚れを留め、また、鉄鋼表面に凹凸が出来て反応面積が増大するため、一旦生じた錆は加速度的に進行する。
引用終わり
つまり、酸化する事が一番の原因で、水があるところは特に進行するという事になります。
共用部などはまさに雨ざらしになっている事も多々ありますので、環境としてはかなり厳しいという事がわかります。
共用部通路のサビ
中古物件だと共用部が鉄部むき出しで設置されている事が多いです。
その為、どうしても築年数とともに劣化が早い傾向があります。
酷い物だともはや落下するのではないかという危険性すらあるようなものもあります。
これの原因は主に雨です。
共用部のサビを防ぐには
ではどうしたらこちらのサビを防ぐ、もしくは進行を遅らせる事ができるのでしょうか?
ありがちなのが、サビの上から錆止塗装をして塗装してしまうケースですが、正直な所
あまり持ちません。
やらないよりは全然いいと思いますが、場合によっては原因がそこではないからです。
よくある原因が通路のコンクリートからの浸水です。
共用部に雨が吹き込むと、クラックからの浸水や、コンクリートの防水性能がなくなっていると浸透していきます。
そうするといくら鉄部を縫った所で、その裏側に水がたまるのでサビの進行は防げません。
なので塗装をするのであれば、共用部のクラック補修と防水加工も一緒にやっておくべきなのです。
雨の日に行くと共用部の下から見ていればどこから水が漏れているかわかったりする場合もあります。
防水方法は?
まずクラックをすべてコーキングします。
この時に使用するコーキングは変性コーキングを使う事が大事です。
そうしないと塗料が乗りません。
その後、防水塗料を塗るのが一番安上りです。
コストをかけるなら防水シートを貼るのが一番確実で見た目もいいです。
まとめ
鉄部はどうしても年数と共に劣化していってしまいますが、一番の原因は水です。
水処理さえしっかりすれば、持つ年数は大分変ってくるものです。
一時しのぎのリフォームだけだとどうしても後から大掛かりな工事が必要になってしまいますので、コストをかけておく事も必要な事だと思います。
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