こんにちは。フミです。
最近色々なローンの返済期間が長期化しているように思っています。
その背景には何があるのでしょうか?
今回はそんなテーマで書きたいと思います。
目次
現在のローン返済期間は?
属性や年収、年齢などによって差はありますが、住宅ローンであれば最長50年、車であれば中古であっても7年などになっています。
少し前までは住宅は25年、車は長くても5年というのが一般的でした。
ここ数年で倍近くまで年数が伸びている状況です。
毎月の返済が少なくても維持費が安くなるわけではない
当然の事ではありますが、物を保有すれば維持費がかかります。
住宅であれば固定資産税、保険、修繕費などが定期的にかかります。
しかも50年ともなればそれ相応の痛みが出てきますので、それに伴い修繕費を掛ける必要が出てきます。
車であっても同じで自動車税、保険、車検、ガソリンなどの維持費がかかります。
最近の車は性能が良いとはいえ、7年もたてばそれなりの費用が掛かってきます。
中古車で7年ローンを組めば猶更維持費がかかります。
しかもその間にもローンの支払いは待ってはくれませんので、二重の負担になってしまいます。
短いローンであれば、大きな修繕費がかかってくる頃には返済がありませんので、メンテナンスにお金をかける事ができます。
なぜローンは長期化しているのか?
こういった背景があるにも関わらず、なぜローンが長期化しているかと言えば、おそらく購入する人の年収にあると思っています。
高騰する不動産や高額化する車をローンで購入できるだけの収入力がある人が少なくなっているのが一番の原因だと思います。
しかしそれで住宅や車が売れなくなるのは経済的にも非常に厳しいものがありますので、その対策として長期ローンを推進し、月々の返済額を抑えているのではないかと思っています。
ローンの長期化は問題の先送り
ローンの長期化は基本的に問題の先送り対策に他なりません。
本来は短い期間で払ってしまえるのであれば、その方が金利支払い額も減りますし、バランスシート上も良い傾向にあるのは間違いありません。
しかし、ほとんどの人は目先の支払いだけを見る傾向がありますし、先の事はあまり考えない人が多い気がします。
まとめ
商売をする側としては、何とかしてお得感を出し、購入意欲を出して頂こうと必死になって考えています。
それは商売ですから全く問題のない行為ですし、そういった努力をするのは当たりまえの事です。
ただ、自分自身で少し考える力をつけておく事も大事な事ですので、一度立ち止まって考えてみる事も必要だと思います。
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